雑談掲示板
皆で作るモンハン物語@ハードリアル
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1
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 12:08
ID:s/hdbNcg
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独り言スレの結果から生まれたスレである。
基本はリレー小説スレと同じだが、幾つか追加点がある。
・モンハンから大幅にずれない事
・エロスはr15まで。下ネタは不快になる人もいるので控えましょう。
・安易に風呂敷を広げない事。
・パロディはともかく原作をリスペクトしてください。
・書き込む前に設定スレをなるべく覗いて間違ってないか確認しておきましょう。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ともいいますし。
・書き込む際はパスを必ず付けましょう。
文章の推敲を行う事が出来なくなります。
書き込む場合は以上に同意したとみなします。
http://mhxbbs.com/thread/ta/new/65971.html
ここまで縛ると設定が面倒だな。此所で相談とかしてくれ。
尚、パス無し及び関係ない事此所で書いたら規制削除依頼を行います。
下手と言うなら自分で書きましょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
人と龍…。この二つの種族は、おぞましき原因の戦いを百年も続けていた。はじめは局地戦が続いていたが、おれが志願するころには戦線が拡大し、二つの種族に属する全ての地域が戦火に巻き込まれていった。おれは戦った。はじめは生まれ故郷の×××のためと信じて戦った。だが、戦いは長引くばかりで終わりがなかった。おれは疲れた。誰もかれもが疲れていた……
気づくとおれは狭い箱の中に横たえられていた。
昨日は疲れの色濃い野営地にいたはずだ。
そういえば以前、未来へと人を氷漬けにして送ると言うふざけた話を聞いた事がある。
まさかそんなお伽噺は有り得まい。
そう考えていると箱の蓋が開いてきたようだ。
誕生日プレゼントの中に仕込まれたのかと思いつつ、俺は身を起こしてみると… -
2
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 13:00
ID:ytlRHCag
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「アレックス・ブラント伍長。起きろ」
聞き慣れない声の主は、その尊大な態度からして上官だろう。思考を中断し、言葉に従う。
「貴様に竜操騎兵の適性が確認された。本日付で准尉への昇格と竜騎大隊第3中隊に転属を言い渡す。お前は転換訓練ののち、欠員の著しい第6小隊に補充兵として配属されることになっている。」
褐色肌で図体の大きい、典型的な上官像そのままの男が辞令を渡してきた。
突然のことではあったが、よもや田舎生まれの一兵卒である自分がエリート集団の竜操騎兵にまでなれるとは思いもしなかった。天国の親父が聞いたら泣いて喜ぶだろう。
とはいえ、あの棺桶のような雑な移送方法からして期待はされていないのだろう。それでも、おれは龍に対抗しうる力を得た。正確には力を得るチャンスを与えられたと言うべきか。転換訓練を乗り越えられなければその力は手に入らないどころか、軍事機密の保護のため殺されかねない。
故郷を守るため、戦場で倒れた父の仇を討つため、おれは辞令を受け取った。 -
3
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 13:36
ID:xk4ciDQc
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さっそく転換訓練所に向かった。
行く途中に、簡単な説明を受けた。竜操騎兵とは、イコール・ドラゴン・ウェポンと呼ばれる生体兵器に乗り、モンスターと戦う者達のことである。
古くから子ども達のあこがれの的であり、戦士を目指す者はみな夢見ている。
竜操騎兵は英雄の象徴だった。
そのような名誉をたかが兵卒の俺が受けるなど、今後絶対にあり得ない。
必ず英雄になってやる!
意気揚々として向かってみると、そこは・・・ -
4
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 14:49
ID:ub2q/KM6
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間違っても龍とは思えない、鋼の躯がそこにあった。
ただ胸部の虚が何かを求める様にぽっかり空いたナニカがそこにあった。
「アレックス中尉、誠に申し訳ないが竜操騎兵はもういないのだ。隊長は失踪し隊は瓦解、もはや人間に希望などない。中尉の入っていた箱はコールドスリープ装置でな、試験的に適正のある隊員にテストしてもらっていたのだ。
改めて命じよう。アレックス・ブラント中尉!貴官には遠く未来へ行き、人々を守るのだ!」
嘘だ。もういないなんて、嘘だ。
でも託されたからには、命じられたからにはやらねばならない。
「了解!」
敬礼をした後、俺は虚の中に飛び込んだ。
ガラスが閉まる前に見た上官の顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。 -
6
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 17:57
ID:B8nXzJ4E
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……
以上が先日より月刊誌「狩りに生きる」で連載が開始した「タイムトラベルハンター」の冒頭である。
コールドスリープによって現代に蘇った古代人が現代社会の中で苦悩しながら、英雄へとのし上がっていくというストーリーである。
斬新なアイデアだと作者の独創性が評価されたが、このストーリーには実は原本がある。
そんなリークが狩りに生きる編集部のY氏からもたらされた。それが、先日龍歴院の地下層で発見されたという古代文明の時代の日誌である。
突如コールドスリープを命じられそのまま眠りにつく急展開は作者のオリジナルではあるが、古代人によるコールドスリープ計画自体はこの日誌に事細かに記載されていたという。
物語と違い、短いながら準備期間があり、被験者のものと思われる苦悩や未来への思いも綴られていたという。
とはいえ日誌の周辺で古代機械の残骸が見つかっている。これがコールドスリープの装置である可能性も高く、このコールドスリープ自体は失敗したものと見られている。そんなゴシップ記事を読みながら、その龍歴院に想いを馳せる1人のハンターがいた。
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7
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 18:20
ID:o4urQjJQ
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…あれから数時間は経った。
コールドスリープとはそれほど時間がかかるのか?
それとも、この無機質な箱に収まっているせいで時間の感覚が狂っているのか?…まあ、どちらでもいい。どうせ俺がこの時代で戦っても人類と我が故郷は滅びの運命を覆せまい。
しかし、未来に俺1人を送り、何をしろと言うのか。あのときは勢いと兵士の本能のまま命令を受け入れたが…
……何を考えている。俺は兵士だ。与えられた任務をただ、遂行していればそれでいい。
そうだ、任務だ。何をどうしてなにするか。…それを考えるのも任務なのだ。…俺が未来に希望を与えなければならない。…如何なる方法を以てしてもだ。
「…なんだ…?」
急に冷たい感覚が身を襲う。
頭上を見ると、薄い青色のガスが噴出していた。…それは、俺の体を余すところなく凍らさんとしている。
…冷静に分析しているうちに足は凍りついて動かなくなった。
痛みを伴わない装置で何よりである。「………隊長が失踪したんだったな。つまり、唯一の隊員たる俺が、暫定的とはいえ、新たな隊長…全く、こんなに嬉しくないスピード昇進は初めてだ。」
形式に囚われたがる悪い癖が出た。未来で使い所があればいいのだが。
「…竜操騎兵第6小隊…これより任務を開始する」
…任務の開始宣言…これさえ聞けば(宣言したのは俺だが)俺が任務以外の事を考える必要がなくなる。
…胴まで凍りついた。…最早、この時代に未練はない。…絶対にないのだ。
この後、一部の人間を除いて、彼の行方を知るものは居なかった。
…タイムトラベルハンターにはこのような記述もあったが、残念ながら1人の男の苦悩など、かのハンターの目には写らなかったようだ。
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9
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 21:07
ID:ub2q/KM6
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「まさか…こんな話になっているとは」
アレックスは小説をしまい、周囲を眺めた。
どうも冷凍中に脳に言語が書き換えられたらしく眠る前とは全く違う言語の小説もすらすらと読めた。
あれから何世紀も経ち、戦争は終わりを迎え、世界は衰退したらしい。
俺は今、龍歴院に向かっている。
何せ大戦の技術が残っているらしいからな。
『おお、我がしもべよ!何で高い所へ行くのデスカ?あぁ、この高名なfriptip様は気づきましたよ。その恥ずかしい黒歴史小説の作者を叩きnギャアアアアアア!!』
いつでも五月蝿いやつだなぁ、と思いつつもこいつは命の恩人でもある。
解凍直後からこのアーティアネコらしき機械は俺をサポートしてくれた。
上官が用意してくれた様で「最後の一人でも孤独にならない為に」らしい。 -
10
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-25 23:01
ID:B8nXzJ4E
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こうして龍歴院に、正確にはそれに隣接するベルナという村に向かっているのだが、つくづく目覚めた後の世界には驚かされるばかりである。
イコール・ドラゴン・ウェポンの素材として乱獲されたような下級のドラゴンやそれ以下の原始的生物が大地を闊歩し、人々はそれを打ち倒すことはできても、逆に攻勢に出る力はなければその力を磨ごうともしない。
もし自分がエンジニアだったならば、ありったけの科学技術を復活させて龍への復讐を試みただろうに。幼い頃から兵士として戦ってきたがために勉強をろくにしなかったのが悔やまれる。
機械文明が異質なために、この相棒ですら今は人が共存している「アイルー」という生き物が、被り物をしているものとして誤魔化さなければならないのだ。つくづく、この時代の人間の知識の無さには辟易する。
乗り心地の悪い飛空船は目的地を目指していた。竜操騎兵になれたならば、こんなものにも乗らなくてよかったのに。そんなくだらないことを考えながら、アレックスはしばらく眠りについた。それと同時刻。空からではなく陸から龍歴院を目指すもう1人のハンターがまさにその飛空船を見上げていた。
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11
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-26 10:31
ID:EwYzwI2g
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そろそろベルナ村の近くだ。とアイルーから伝えられ、アレックスは体を起こした。
飛行船の窓から下を見てみる。
そこには大勢のハンターがいた。ギルドの近くだから当然か。
飛行船からハンターたちを見ていると、アレックスはあることに気がついた。
装備が自分のいた時代とは大きく変わっている。
具体的には防具がパワードスーツと呼べるようなゴツゴツとしたものに変わっている、と思ったがそんな防具をしたハンターはごく一部だった。
他大勢のハンターは自分がいた頃よりも貧弱な装備をしている。肌の露出度に関しては昔のボーン装備やキリン装備、べリオ装備のそれより高くなっているのだ。
アイルー曰く、人間が倒せるモンスターが少なくなったせいで装備が十分なものにならず、一部の金持ちのハンターは大金をはたいて機械仕掛けの防具を作る、と説明された。
武器に関しても金持ちと見られるハンターはチェーンソーやマシンガンなどの装備をしているが、それ以外のハンターは鉄や弱そうなモンスターの素材で作られている。
ハンターの立場も落ちぶれたもんだ。アレックスは悲しくなった。 -
13
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-26 14:03
ID:ub2q/KM6
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一方、飛行船を見上げていたハンターはアプトノス車の牛歩のような速度に苛立っていた。
コンガ装備と思われるがあちこちに改造の後が見られ、体つきも凶悪である。
彼の名はボリー・マーガレット
大戦の遺物を狙う"トレジャー"ハンターである。
正式なハンターにはこれから龍歴院でなる予定だが、カッターになるのかと思うくらいのピンクモヒカンをした無頼漢である。
「あぁ、もぅ!んだあのアーティア装備!見たことねぇぞ!」
モヒカンは強面をしかめつつ、天へと怒号と唾を飛び散らしていった。 -
14
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-27 15:17
ID:ltirv9S6
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…何やら地上で騒いでいる輩がいる。しかし、何を言っているかわからないので、アレックスは聞こえない振りを決行する事にした。
「この時代にも…龍は蔓延っているんだな。」
ふと空を見れば、鳥らしき物体に紛れて、飛竜が遠方で飛び回っている。モンスターの事を書き記した書物(この船に乗っていた親切な禿げ上がった頭のハンターに借りて、内容を記憶した)によると、あれは[リオレイア]と呼称しているらしい。
「…俺は龍を根絶しなければならない……龍は…人の世に、存在させるわけにはいかない…!」
見たこともない個体だが、そんなものは関係ない。龍なのか、そうでないのか。それだけで十分である。
アレックスは、今後の避けられぬ死闘を予知すると共に、己の信念を固めた。 -
15
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-27 22:22
ID:/9b2xq02
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そう考えてると、先程蹴り飛ばしたfriptipが何やらへんなステップしながら近づいてきて、
『ねぇねぇ、上官に言われませんでした?
龍も竜も環境の一部だって。
ねぇねぇ、今どんな気持ちデスカ?
ねぇどんな気持ちd\パンパンパン/
(五月蝿い、一応だよ。)
アレックスは護身用の拳銃をバーストでポンコツに叩き込みつつ、フルフェイスの中で溜め息を吐いた。
「自由に生きろって言われてもなぁ。
戦うことだけ考えてきたから、とりあえず竜と戦える職としてハンターを選んだはいいけどどの武器種にするかなぁ。」
自分が戦っていた頃とは全く違う武器ばかりだ。
この先やっていけるか不安なアレックスであった。 -
16
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-29 14:59
ID:XaB/zrSw
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「ええ?」
「ああん?」
「「この装備が使えないだと?」」その異質な鎧のせいで二人は邂逅した。
一方粗野な鎧の男、一方未来的な鎧の青年。
対極的ではあるが、同じ理由でギルドの職員に引き止められたのである。
「ですから、ギルド認定の工房印がない装備はハンター業務での使用が認められてないんです。簡易的な武具であれば支給されますからそちらに着替えるか、武具屋で購入するかしてください。」
そう言い渡したギルドの職員は彼らの鎧に関して何も追求しなかった。「よくみたらお前、あのアーティアの奴じゃねえか!なんでお前まで引っかかってるんだよ!アーティアじゃねえのか!?」
突然男から声をかけられた。「アーティア」というのは聞いたことがないがおそらくはこの装備、正確にはこのような現代装備の名称だろう。似ているのだろうか。
「あんたは礼儀ってのを知らないのデスカ?その格好に礼儀を求めるのはバカバカs「失礼、こいつの無礼を許してくれ。」
煽っていくfriptipの発声部を塞ぎつつ、ポンコツの不具合を詫びる。とはいえポンコツの言う通り、初対面でこの大男に礼節を求めるのはナンセンスだろう。
「オイ!お前、なんていうんだ?」
「名前を聞くならそっちからだろう?」
これで応じなければ不審者としてさっきのギルド職員にでも突き出してやろう。あるいは俺が泣き喚けば聞いた人はこいつが何かしたとして連行してくれるか。そうは考えていたが
「……ボリー・マーガレットだ。あんたは?」
意外にも素直に答えてきた。この男はまだ分かる人種のようだ。ならば答えなければならない。
「俺は……」
言葉が詰まった。俺の名前は、「アレックス・ブラント」と言う名前は少なくともこの世界では例の小説の主人公として広まっている名前だ。そしてそれは、コールドスリープ前に記した記録にも全て書かれている。このアーマーやポンコツのことも考えれば、名乗ることは自分が古代人であることを宣言するに等しい。
「ジャック。ジャック・ブロウドだ。」
「お、おう。まあ死なない程度に稼ごうや。」
大男は去った。二度と会いたくないが、ああいうタイプはしつこく付き合うことになるかもしれない。そんな感じでジャックはため息をついた。この瞬間名誉ある竜騎大隊第3中隊、第6小隊隊員アレックス・ブラントは死んだ。
あのゴシップ記事の如く潰されたコールドスリープ装置とともに死んだことになったのだ。あれは正確には「試験用プロトタイプ」だったのだが。 -
17
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-29 15:19
ID:E0yPA/u.
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「フルフェイスさんよ…お困りのようだな。」
これからの装備はどうしようかとジャックは悩んでいると、いかにも鉄火場に居そうな厳つい赤銅色の肌の親父が背中を叩いてきた。
「あ、…はい。」
「おめぇさん戦場を流れてきた感じがするな。
んでもって退職金を使えないと知って今後どうするかって思ってるんだろう。
うちに来ればそいつの外装を打ち直してギルドの規格に合わせてやれるぜ。」
後半は聞こえづらく蚊のような声で喋っている様だがこの装備は問題なく聞き取っている。
親父の案は捨てがたい。
「ジャックだ。よろしく頼む。」
「ヤッサバだ。んじゃま、ウチに来い。細けぇ話はそっからだ。」 -
18
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-29 17:58
ID:ivOXQna.
[編集]
「…なんだ、これは。」
「なんだって…どう見てもアロイ一式装備じゃねえか。」ヤッサバの工房に行き、防具を脱ぐと、いきなり全身鎧を渡された。
「ウチで造ったやつだ。品質や性能は保証するぜ。」
「いや、だから、何故」
「不満だってのかい。ギルド支給の最低限の防具よりは何十倍もましだ。気に入らないならここで脱げってんだ。」
「………」…別に不満を吐きたい訳ではなかったのだが…このままだと、せっかくの防具を剥奪されそうなので黙ることにした。
…彼の言う通り、この全身鎧…アロイ装備は、多くの新米ハンターが付けている骨ばかりの露出過多の鎧や、殆ど単なる防寒具にしか見えない防具に比べれば確かにましだ。
土地勘が無く、この時代の戦闘にも慣れない内は、出来るだけ防御力を重視したほうがいいだろう。「…まあ、聞きたい事は分かる。おめぇさんの防具はなかなか特殊でな。今着させたような単純な鉱物の鎧はものの数時間で整備出来るんだが…こいつは希少金属の合金や一般的な鎧より複雑な構造のせいで一日…いや、余裕をもって一週間は要る。」
「ナニを仰っているのやら。こんな量産型ちょっといじ「そうか、それは仕方ないな。」…専門の整備士がいればこの余計なロボットの動作回路ごと直せると思うのだが…時代の違いとは歯がゆい物だ。
「簡単に言えば、『こいつを改造している間、そいつを代用しておけ』って事だ。なに、すぐに直してやるから安心しろ。」
すぐに直らないと言ったのはそちらなのだが。
…まあ、多分信用してもいい類いの人物だろう。「でも、お高いんでショウ?」
「安心しな。今回はまけてやる。…だが、その代わりウチを贔屓にしてくれよ。」
「…助かる。」はじめてこのポンコツが役に立った感慨より、修理費を軽くしてもらった事への感謝の念のほうが大きい。
本来、俺には防具一着を作ってもらう金はないからだ。
贔屓にするといってもどうせなら工房は腕の知れた所に頼んでおくのがいいだろう。言われなくともそうするつもりだった。「じゃあな、検討を祈るぜ」
…こうして、とりあえずの鎧を手にいれたジャックは己の歩みを阻んだギルドの職員の元へと戻る事にするのであった。
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19
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-29 20:11
ID:E0yPA/u.
[編集]
「あのう、丸腰の人に依頼は受けられません。」
「」
『mg(\パンパンパン/
なんと言うことであろうか。
まあ、拳銃は武器として見られなかった様だが確かに無い。
早速ヤッサバの元へ戻ると
「おお、そう言えばそうだな。その辺にある奴から適当に選ぶといい。
それはそうとおめぇさん、何も持ってねぇし住むところも決まってねぇんだろ?
ウチに住み込めばいいだろう。」
「無用心では、ないのですか?」
いきなり現れた不審者を家に住み込ませるなんて普通無いだろう。
「なに、御代はもうこいつで十二分さ。
こんな技術見たことも無い、こんな技術の塊を独り占めできるってんならおめぇさん一人住み込ませるなんて小銭にもなりゃしねぇ。
それに長年人を見ているんだ、おめぇさんは悪人じゃあねぇ。
どれ、調べているから好きな奴選びな。」 -
20
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-30 15:25
ID:HFkUxTmY
[編集]
見せられたのは殆どが原始的な武器ばかりであった。
無論竜騎兵は槍を使っていたからあまり言えたことではないし、中にはそこそこ技術を感じるものもあったがどれも大型で、扱いには難儀しそうであった。
まずシンプルで小振りな一対の剣盾から手に取り、槍や大剣、刀などを物色した。大きい槌や大剣は正直抵抗があるから使いはしないだろう。
脇には銃の様なものや弓矢もあった。銃とは言ったものの実際には弦による発射を火薬で補助する弩砲である。馴染みそうだが、竜相手で前衛もなしに射撃戦をするのは少々厳しいか。
例の複雑な武器は斧型のものと大型の剣と盾のものがあった。なんとなく分かりそうでわからない構造に歯痒さすら感じた。しばらく見ていると奥で作業をしていたヤッサバが大声で話しかけてきた。
「おめぇさん、武器の扱いが知りたいならまず訓練所に行くといい。
本当はココットやユクモに評判のいい教官がいるんだが、あいにくそんな暇はないだろう?
ベルナ村にも若造教官の運営だがそこそこの訓練所がある。
武器の扱いはそこで教えてもらえ。」
確かに例の斧みたいな武器は独学で使うのは無理だろうし、弩砲に関しても弾丸の規格を知る必要がある。あるいは他のものについても話くらいは聞いておくべきか。
ギルドからもらった周辺地図を確認する。地図に関してはあとでfriptipにインプットしておくべきだろう。
やれやれ、狩りを始めるのも楽じゃないなと感じながらベルナに向かった。 -
21
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-30 16:39
ID:Z/2t9N2w
[編集]
結果から言おう、大半の種に俺は適正が無いようだ。
ベルナ村住み込みのカリスタ教官は根気強く教えてくれたのだが筋が無いらしい。
辛うじて扱えると判断されたのはライトボウガン、チャージアックス、操虫棍のようだ。
操虫棍に関してはどうやらヤッサバの工房では棍ほともかく猟虫を扱っていないらしいのでやめておくとして、残りのどちらにするか。
『我がしもべよ。貴方がポンk\パララララ/
よし、弾代も自作(?)すれば安くあがるみたいなので、ライトボウガンにしよう。
その後はベルナ村特産のチーズフォンデュを頂いてからヤッサバの所へ戻った。
「おう、決まったみてぇだな。ボウガンならウチでチューニングしてやるから安心しろよ。」
…全部気づいてた様である。
「まぁな、そんな訳で俺はこいつにする。」
どんなモンスターでも目玉を撃ち抜けば死ぬ。
なら答えは簡単だ。
俺は迷わずハンターライフルを手に取った。 -
22
名前:名無しさん
投稿日:2016-11-30 21:46
ID:HcUoE7vM
「こいつが俺の今日からの相棒か…」
正直言ってこの埃を被った原始的な武器が実際に敵を倒すほどの威力があるのか、試したい気持ちが高まっていた
「撃ってみるか?」
また心を読まれた。そんなに顔に出やすい体質なのだろうか。
「ああ、試したい。」
まぁとりあえず撃ってみて考えるか。
「ならこっちへ来な。」
間髪入れずヤッサバは言い、そして静かに工房の地下に消えていった。
『ねぇねぇ、どうするんですか、ねぇねぇ、どうするんd♯パリリリ
今度はハンターライフルでfriptipを叩いてみたが、結局同じである。
「早く来い!まだか?」
地下からヤッサバの声が聞こえるが、結構声が響いている。どんだけ広いんだ?
「今行く!」 -
23
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-01 22:23
ID:Z/2t9N2w
[編集]
試射を済ませた直後にヤッサバは
「調べるのは終わったんだが、どうも素材に問題があってな…ギルドの規格では部位毎に分ける必要があってな。
その結果多少パーツが不足すんだ。
あぁ、一応素材は火山で採れるらしいからおめぇさんで入手してきてくれ。」
そうと決まれば火山行けるようにさっさと評価でも上げにいくか。
そう思索しつつ、ジャックはギルドに足を運んだ。
ひとまず龍歴院で登録を済ませ、クエストボードで仕事を物色していると不意に声がした。
「ヤッホ→!!お、新人君かな?あたしサクバ ・ウツロヤ。貴方いい感じね、手伝だってあげるよ!」
何とも喧しい声だ、普段うるさいfriptipも呆然とする馴れ馴れしさである。
しかし装備を見るに上物だ。
蛇がでるか鬼が出るかは知らないが、このけばけばしい黄髪の美少女(?)の提案に乗ってみる価値はあるだろう。
「ジャック・ブロウドです、よろしく。」
「おお、偽名?まぁいいや行こう!」
握手も無視して彼女は走って依頼を受けに行き、驚く間もなくジャックは引っ張られていった。実際彼女は手練れであり、また効率も良かった。
あっという間にハンターランクは2へと上がり、次の緊急クエストを成し遂げれば念願の3へと上がれる。
しかし問題がちらほらと散見されてきた。
彼女は周りが視界に入らないらしく、狩技なるものにしょっちゅう巻き込まれかける。
それに連携を一切考えず一方的に斬りかかるだけなのだ。
成り立ての新人なら見とれていたであろうその動きは、非常に独り善がりであった。
その上気付かれていないと思っている様だが、時折こちらをまるで猫が鼠を追いかけているかの様な目付きをするのだ。
前の経験と合わせてみてもコイツは裏切り者の類いだ。
一応friptipにとある事を命じておいたから大丈夫であろうと思われるが万が一もある。
細心の注意を払いつつ、俺は緊急クエストに向かった。 -
24
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-02 17:12
ID:B8nXzJ4E
[編集]
今までは別の新米ハンターやらが同行することもあったのだが、今回に限って二人きり。嫌な予感がする。
それでも出発手続きをしようとすると、一人の男に声をかけられた。
「よう、ライゼクスを狩りに行くんだってな。急ですまないが、俺も参加していいか?」
肌は白いが毛髪は黒く、立派な顎髭が目に付いた。
男は名をエドワード・マーティンといった。
ミナガルデやドンドルマといった、ハンターの拠点をいくつも渡り歩いてきた歴戦のハンター。
バトルSシリーズに身を包むそのベテランは「アルバレストしか使わない偏屈なヘビィガンナー」であった。
コーヒー好きも相まって付いたあだ名が「バリスタエド」。
無論この時のジャックはそれらを知る由もない。少なくともサクバと比較すれば100億倍は信用できそうな人間だ。機能美を醸し出すその重砲の整備具合から直感できた。
「構いません。同行者の許可は取ってませんが……まあ、大丈夫でしょう。」
「悪いね。よろしく頼むよ。」森丘に向かう飛空船でのサクバは終始不機嫌そうだった。二人きりの狩りに邪魔が入ったからか、あるいはエドの参戦で何か問題があったのだろうか。とにかくずっと隅に引っ込んでいた。
そんな彼女には目もくれず、エドはジャックのボウガンについて話を持ちかけた。
彼が言うには「これほど精度の高いボウガンは自分のアルバレストくらいのもの」らしい。
確かにヤッサバのライフルは各所において使いやすさを感じ、整備も楽だった。
サクバとの狩りにおいて、自分が何とか上手くやれたのもこれのおかげかもしれない。
あるいは、言葉通りエドのアルバレストも筆舌に尽くしがたい一品である。
数年前にポッケ村で大規模な改修をしたと言うその弩砲の凄みはまさに圧巻であった。談笑を楽しむ二人の男と隅でいじける一人の女。そんな彼らをよそに、飛空船は目的地へ到着する。
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25
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-02 19:36
ID:Z/2t9N2w
[編集]
一方任務を任されたfriptipはと言うと…
『Ahーーッ!!』
南○猫砲弾によって一足先に森丘へと飛ばされていた。
『うべっ!!全く…人使いが雑デスネ。
電力補給にでも行ってライゼクスを引き付けていろって?ライゼクスが何か知りませんがまあいいデショウ。
私はいつだって勤勉なのデスカラ!』同族さえ喰らうという電竜ライゼクス。
その獰猛さは熟練のハンターでも命懸けで戦わなければならない程だ。
しかし今回は一向に出てこない。
会話も軋み(と言ってもサクバが五月蝿いだけだが)、二日間探し続けて焦りと疲れはピークに達していた。
「おかしい…いつまでも出てこないとはな。こんなことは初めてだ。」
「はぁ、そうですか…」
「なぁに、ただのデマ報告だったって線もある。心配無いさ。」
落ち込んでいるようなジャックをエドは紛らわそうとしたがそこまで効果は無かった様だ。
「見つけたわよ!」
サインが鳴ったので空を見上げると別のエリアの方角に信号弾が上がっていた。
ペイントの臭いがしないので些か怪しかったがこのまま時間切れで失敗する事と天秤に掛けた結果、二人は別のエリアへ向かう事にした。 -
26
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-02 20:12
ID:Z/2t9N2w
[編集]
エリア4
信号弾の示す位置にたどり着いた二人だが、発見したというライゼクスの姿は何処にも居なかった。
このままここにいても埒が明かないと判断した二人は引き返そうとしたその時!
茂みの中から閃光が飛び出し、目の前の二人を爆風が襲いかかった。
「危ねぇ!!」
エドはジャックを突飛ばし、そのまま爆発へと呑まれていった。「エドさん!大丈夫ですか!?」
ジャックは爆発に呑まれたエドを抱えていた。
大怪我というレベルではないが、いかんせん意識が無いようだ。
こんなことになるなら、巻き込まなければ良かった。
そう思いつつ、底冷えするような感情をジャックは抱いていた。
(あれは自然では起こり得ない事だ。
いままでの経過を鑑みるまでも無く彼女、いやあの野郎だろうな。このパターンで来たのならば…ッ!!)
悪寒を感じ反射で横っ飛びをした直後にそこの地面が弾けていた。
「ケッ!避けるとはただのどんくさルーキーじゃねぇな、テメー。」
先程誤報を流したサクバである。
このままでは対応が出来ないのでジャックはエドを崖下に横たえ、ハンターライフルを構えた。
「いやあ、本当にムカつくよねそこの無精髭。あたしの狩りを邪魔するなんてさ、マジありえないんだけど。
まあ、メインディッシュから頂きましょうか、ねぇ!!」
そう喋った直後にサクバは狂喜と色情の混じった笑顔を浮かべながら身の丈もある大剣を振りかぶってきた。 -
27
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-04 11:34
ID:r9G/sj0k
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だが所詮は縦ベクトルの単発攻撃である。古代の軍隊で訓練されたジャックに当たる筈もない。
ジャックは身体を左に半歩ほどスウェイさせて攻撃を躱すと、隙だらけのサクバの顔面に至近距離から水冷弾を見舞った。
「ぶぼぁーーーっ!!」
その衝撃でサクバの意識とカツラは綺麗に吹き飛んだ。
水圧で化粧の剥がれたその顔は、どう見ても40半ばのオッサンであった。
古代の芸能界にいた「どんだけぇ~?」が口癖のオカマのスタイリストによく似ているな。ジャックはそう思った。
「少しは頭が冷えたか?カマ野郎」
ジャックは負傷したエドを抱え、…ついでにサクバを蹴り転がしながら、治療の為ベースキャンプへと向かうのであった… -
28
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-04 15:24
ID:B8nXzJ4E
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friptipのおかげでライゼクスとは遭遇しなかったが、このままではクエストは切り上げるのが妥当だろう。
ただでさえ3人中2人が負傷して戦力外であることを考えれば、俺が単独で電竜を仕留めるのは不可能な話である。
そもそもこういう事態を想定していたから、最初からまともに狩猟する気はあまりなかった。
ちょうど2人は気を失っている。通信機でfriptipに連絡を入れた。
「そろそろ引き上げるぞ。ライゼクスをうまく撒いて、ココットで落ち合おう。」
「囮になれと無茶を言った次はそこから逃げろデスカ?鬼畜ジャックって皆に言いふらしますy(プチッ
いつものように撃つことは出来ないから無線を切ってやった。
緊急クエストはまた今度、エドや他のハンター達と一緒に遂行しよう。
クエスト失敗の報告書にサインを入れ、近隣の村ココットで迎えを待つことにした。「やれやれ……あいつから逃げるのも一苦労でしたね。さてここからどうやってココットへ向かいましょうカ……」
friptipはエリア11と呼ばれる場所にいた。
彼(?)は狩猟エリア外にライゼクスを誘導していたが、通信が入ったのでライゼクスを撒く必要があった。
なんとか逃げ込みはしたが、隣接するエリア10にはまだ奴がいる。
ふと、近くを見ると何かが生えていた。マタタビだ。
「これならアイルーを騙せそうですね……やってみますカ」
エリア12と呼ばれるアイルーの住処にやってきた。異端者のfriptipに対して、少し警戒する獣人たち。
「怪しいものじゃないですよ!ただ、ココット村まで連れて言って欲しいだけで……」
アイルーにマタタビを差し出す。すると様子が一変し、リヤカーのようなものを引っ張り出した。アイルーは荷台の上を指差す。乗れということか。
「乗り心地は悪そうですが……まあなんとかしましょう」
頼んでいるくせに偉そうな態度をとりつつ、friptipもまた、ココット村へ向かった。元からエドが手配していたギルドの職員がココットで待機していた。
「あなたがジャックさんですね?そのサクバの身柄を引き渡してもらいたい。」
蹴り飛ばしてキャンプまで運んでいる間、なんど奴の体を蜂の巣にしてやろうと思ったことか。
こうなるのであればやらなくて幸いだっただろう。やってたら引き渡されるのは自分の身柄だ。
エドは目は覚めていたがまだ完全に起きてはいない。サクバは縄や即席の猿轡などで自由を封じられている。
奴も観念したのか暴れる様子はない。とはいえ村で暴動を起こすのも嫌だったからそのままギルドの職員に引き渡した。 -
30
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-04 20:48
ID:6T7kO5J2
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friptipは帰りの飛空船にこっそり忍び込み、共に帰還していた。
ジャックはギルドの簡単な聴取に連れていかれ、friptipのみが先にヤッサバのところへ戻って来た。
戻るとすぐ、ヤッサバが声をかけて来た。
「お前、アイルーと聞いていたがただのアイルーじゃねぇな?というかそもそもアイルーなのか?」
さすがに鋭かった。彼は少なからずジャック達の正体に気づいているだろう。
「なに、別に追い出そうってわけじゃねえし、素性をわざわざ疑いたかねぇ。」
ヤッサバは続ける。
「ただ奴の鎧のこともあるし、気になりはするんだ。詳しくはまたいつかでいいから、お前さんが何者かだけは聞きたい。」
friptipは黙り込む。ずっと隠し通すことは無理だろう。それはマスターのアレックスも承知しているはずだ。
「……昔の大ヤケドを隠しているアイルー、としておきますカ、おきますニャ。」
「まあ、なんでもいいや。でも落ち着いたらいつかは、な。」ジャックは戻り次第、すぐ次の狩猟の準備を進めていた。
……
「それは別に構わないんだが……いいのか?」
「ええ。その代わり、エドさんにも手伝ってもらいたいのですが……」
「それくらいは任せとけ!なあに、あの外道のような狩り方はしないさ。」
先刻のやり取りである。俺は賞金首であるサクバの成敗によるHR昇格を丁重に断った。
ヤッサバには悪いが、これは自分で片付けておきたいと思ったのだ。
エドのような優秀なハンターと仕事はしたかったし、電気を扱うライゼクスの素材は色々と考えると確保しておきたい。
そう考えた俺はあえて狩猟に身を投じることにした。狩猟にはエドの他に1人ハンターが同行することとなった。
エドの知り合いで双剣を扱うおかっぱ頭の女性ハンター。
方言と訛りが特徴で気さくな人物である。
「ジャックくんかぁ。新米とはいうけど大人びとるなぁ。よろしくな!」
彼女もベテランではあるのだが、いかんせんドジが多いらしく一流ハンターにはなりきれていない。
今は彼女の師匠なる人物が「狩魂が燃えてきたぁ!」などと言ってユクモ村に突然向かい取り残されたらしく、そこでエドと知り合ったらしい。
まともな狩猟は実は初めてかもしれない。ジャックは内心期待しながら再び森丘へと赴いた。 -
31
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-07 00:39
ID:B8nXzJ4E
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あの時の血生臭い匂いは既に消えていた。
とはいえそこで何があったか2人は覚えているし、何をやったかも忘れてはいない。
もう1人は何も知らずに準備運動をしているが、知らないのが一番幸せだろう。
ジャックもエドも準備を済ませ、3人はライゼクスの捜索を始めた。ライゼクスはエリア4、忌々しいあのサクバと一戦交えた場所にいた。奴の仕掛けたトラップ類は全て撤去されている。
事前に話し合った作戦では女ハンター「モン」が先陣を切り、ジャックが火力を補助しながら、エドが毒弾や鬼人弾で支援をしていくことになっていた。
ライゼクスのけたたましい咆哮をやり過ごし、モンは突撃していく。ジャックもそれに追従する。エドはそこに鬼人弾を撃ち込んだ。
電竜は後ずさる。そして構えた。
「来るぞ!」
エドが叫んだ瞬間、モンは翼に叩かれ吹き飛ばされていた。フルフル防具が打撃に強かったからか傷は少ないが、さらなる追撃はまずい。ジャックとエドはすかさず弾幕を張った。
ブレスの構えを見るとすぐに懐へ飛び込むエド。後方からはジャックの弾が続けざまに撃たれている。
ふと、ライゼクスが後ろを見やった。尻尾を叩きつけて来る。届かないなと思った瞬間、彼の体に電流が走った。
ライゼクスはブレスや頭の器官の他に翼や尻尾からも電気を放つことができる。それを彼は知らなかったのだ。
電竜は飛び上がる。このまま空中からとどめを刺すのか。
続けざまにジャックを狙う殺気が彼を捉えることは出来なかった。後方からモンが飛びかかってきたのだ。
段差を使った強烈な一撃。ライゼクスは墜落する。
そのまま彼女はモンスターの背中に乗り込んだ。ナイフを使い、ライゼクスの抵抗を抑え込んでいく。ジャックはそこに支援のために弾を発射する。エドはジャックに回復弾を放ったのち、それに続く。
2人の協力と彼女の根性が勝った。倒れこむ電竜。各々はそれぞれの決め手で攻めていく。
「血風独楽、いくで〜!」鮮やかな回転攻撃を尻尾に叩き込むモン。
「RAPID弾!」腰を落とし、特殊な弾を頭に連射していくジャック。
「ここらで毒弾、行かせてもらうぞ!」予定通り毒弾を撃っていくエド。
ジャックにとってここまで完璧な狩りはやはり初めてだった。
周りを気にしないサクバや基礎も理解出来てるか怪しい他のルーキーたちとの狩猟において、こうまできっちり決まったことがあっただろうか。たまらずライゼクスは起き上がり、飛翔する。今度はどうにも出来ない高さまで飛んでしまった。
ペイントボールは……付いていない。ジャックが付けるはずだったのだが、すっかり彼は忘れていた。
「すみませんでした!」
「いいって。それよりもウチ、あいつの影見てたからどっちに行ったかなら分かるで!」
「ならそれを頼りに追ってみるか。ジャック、次遭遇したらペイントボール忘れるなよ。」
準備を済ませ、一行はライゼクスを追った。 -
32
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-11 11:56
ID:r9G/sj0k
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逃走したライゼクスはエリア10、陽の届かぬ密林の陰に身を潜めていた。
先の戦闘で負った傷は想像以上に深いようだ。夥しく溢れる鮮血が、足元の緑を対照的に染めている。
全身に穿たれた無数の銃創。無理な飛行により傷穴から大きく裂けた翼。
尻尾の先端は今にも千切れそうなほど損傷し、文字通り尾羽打ち枯れた様相を呈している。
侵食した毒により禍々しい紫色の気泡となった涎は、痛々しい呻き声と共に空間に還っていく。刀折れ矢尽きた、満身創痍のライゼクス。
だがその眼光は、未だ鋭利な殺意を孕んだまま、ジャック達に向けられている。狩りは、まだ終わっていない。
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33
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-11 15:26
ID:cNUICCbw
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「ほい、ちょっとごめんやでぇ」
透明な液体の入ったビンに投げナイフを浸しては投げを4回繰り返し
眠りに落ちたゼクスの足元に手際よくシビレ罠を設置していく。
「いやぁ下位に依頼の出る幼体やからこれ以上はアカンわぁ」
次は赤い液体の入ったビンに投げナイフを浸しふた刺しで昏睡させる。「ウチの仕事はここまでや。まだ詳しくは言えんけどちょっと厄介な
個体が発見されてなぁ、対策技の効果確認用の被検体が必要やねん。」
信号弾を打ち上げると上空にすぐさま捕獲運搬用の気球が現れる。
「心配せんといてな。ちゃんと龍歴院経由やさかいクエストは達成やで」
エドと二人であっけない幕切れに呆けていると、
「あちゃ~ジャック君、アンタにはもうちょっと歯ごたえのある奴の
相手してもらわなあかんかも・・・」という言葉が消える前に
背後の茂みから猛烈な勢いで何かが飛び出してきた。「ん?なんだあの顔にある黒いもやは・・・」エドも初めて見るモンスのようだ。
モンは飛び立つ気球の縄梯子にぶら下がり
「ごめ~ん、合流するまでの間に通ったアイツのナワバリでクンチュウ
蹴っちゃったぁ。じゃあエド、あとはよろしゅうなぁ」
「あ、あとジャック君、そいつはキミにはまだ早いと思うから死んだら
あかんよぉ~。いつかまた上位作戦で会おうなぁ・・・なぁ・・・・・ナァ・・・」
とだけ言い残して空の彼方へ去っていった。「さぁジャック君、生きて帰れたら今度こそHR3だ。手伝ってくれるかな」
余裕の笑みを浮かべながらエドはジャックを煽るようにそう投げかけた。
「ええ、ベースに戻るだけですし減気弾で足を止めれば逃げるくらいは」
止まることのない地獄の大運動会の開幕である・・・。 -
34
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-11 18:33
ID:IMBWk81Y
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(Fxxk! 尻拭いかよ畜生!
落とし穴も効かねぇし、何か、何か効くものは…)
素材も取れずにイラつき半分焦り半分のジャックは背嚢を漁りつつ逃走。
エドが口笛吹きながら並走してくるのでさえムカつく。この上無くムカつく。
とりあえず背嚢の中の玉をポイポイ投げつけつつ逃走している内に、とうとう追い詰められてしまった。
気づいていない訳では無い。
使えば効果はあるだろう。
しかし人としての威厳、プライド、外聞が全力でヤメロー!ヤメロー!と絶叫する。
使わねばこの先生きのこれない。
「FxxkFxxkFxxkFxxkFxxkFxxk!!!!」
ジャックはいれた記憶の全くないこやし玉…もといババコンガのババを喚きつつ連続で投げた。
するとエドもゲロムカつく顔で全力投球!
こんな銀○臭いシチュエーションに嫌気がさしたのか、糞まみれのやけに獰猛なクックもどきは翼をはためかせ、撤退していった。
「ナイスだったぞジャーック!」
年甲斐も無くハイタッチをしようとしてきたエドに無言でジャックはこやし玉を投げつけた。 -
35
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-12 21:30
ID:B8nXzJ4E
[編集]
こやし玉をぶつけられたエドは帰りの飛空船でずっと不機嫌だった。
とはいえ話を聞きたいこともあるので恐る恐るジャックは声をかけた。
「あの、あなたは一体何者なんです?サクバを捕まえるよう動いてたり、妙にギルドの知り合いが多かったり…」
反応はなかった。臭いは落ちているが、その表情の曇りは晴れない。
「……お前、こいつに臭いがついたらどうするつもりだったんだ。」
そう言って、後ろに立てかけてあったアルバレストを指した。
「こいつに取れない臭いが残ったらどうするつもりだったんだ?ああん!!?」
やはりキレている。黒狼鳥も真っ青の怒りっぷりであった。
「俺はこのボウガンに惚れ込んでいる。そして時に仲間と角竜を狩り、時に雪山で牙獣を相手にし、時に迅竜をこいつで打ち負かした。そんなこいつが臭いで使えなくなったらどうするつもりだったんだ!!」
ジャックは黙り込む。彼がアルバレストに惚れ込んでいることは別のハンターから聞いていた。
あの極限状況の後でそんなことを考えている余裕はなかったが、よく考えれば彼のボウガンは数年は昔に作られている年季の入った一丁だ。
ジャックにしてみればfriptipやパワードアーマーを破損させられるようなものである。「まぁ、昔もオナラひっかけられて一週間は臭いが残ったこともあったからなんとも言えんがな。」
少しして、エドが落ち着きを取り戻した。ジャックはひどく怒られなくてよかったと思っていた。
「そうだな、船室に来い。聞きたいことがあるんだろう?コーヒーの準備でもしておこう。」少し前まで煌めく電光を見ていた彼らの眼には今、明かりの少ない広大な夜空が広がっていた。
輝く満月を横目に、ジャックは船室へと降りていった。 -
36
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-18 06:09
ID:3oe.GoRY
[編集]
ジャックは今、コーヒーなる飲料を飲んでいる。
彼にとって食事は、単なる栄養補給である事に近い。
幼少の頃は、それなりに楽しみに近い物をもって行っていた気もするが、兵となってからは、そういった物には殆ど縁が無くなった。
ジャックは、食物に値する嗜好品には基本的に興味は無いのであった。以前、チーズフォンデュを食べたのは、文化に触れるという理由が大半を占める。…余談だが、ジャックの口には合うものであったようだ。そしてそのジャックは、また新たな文化の知識を求め、得体の知れぬ黒ずんだ茶色の液体を己の体内に取り込んだ。
「…苦いな。」
「ブラックってのは苦いもんだ。…その表情を見ると、コーヒーの旨みはお前には理解できないみたいだな。」エドは僅かな嘲笑をも込めた溜め息を吐きつつ、やれやれと言わんばかりのジェスチャーをしている。
「まあ、コーヒーってのは好みが別れて当然なんだがな。」
そういいながら、エドはおもむろに小さな容器を取り出したかと思えば、容器から細長い袋を取り出し、ジャックが飲んだコーヒーの中に二つ分の中身を落とし込んだ。
「砂糖だ。二つも入れればかなり甘くなるが…お前の舌にはこれくらいで十分だな。…さて、そろそろ本題に移るか。」
エドの目線は、コーヒーからジャックの顔面に移行する。…いつのまにか、自分用のコーヒーも用意していたらしい。
ジャックは、場の空気の変化を本能的に感じ取った。
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37
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-21 09:19
ID:9k0vDudw
[編集]
「あなたは、一体何者なんですか?あなたはサクバのような犯罪者を追っていたし、さっきのようなギルドの依頼も実は受けている。ただのハンターじゃないのは分かります。」
少しの沈黙ののち、ジャックは口を開いた。
聞いて良いことなのか分からなかったが、場を用意されたなら聞くしかなかった。「俺はたしかに、普通のハンターではない。ハンターズギルドに雇われている。いわばギルドナイトってやつだな。」
エドは語った。しかしジャックには理解ができなかった。
「ギルドナイツを知らないか?ギルドが直轄し、ハンターを取り締まる組織だ。」
「それであのサクバを……」
「そういうことだ。あいつはハンターとしての道を外れた。だからギルドはヤツを捕まえることにした。」
ハンターを取り締まるハンター。そう考えればサクバを追っていたことに納得がいく。
「さっきのあれは……あいつの、モンの借金だ。」
「借金??」
「ヤツの師匠が装備をまた持ち逃げしたらしくてな。その代金の肩代わりを強いられたわけだ。」
そんな師匠、大丈夫か?という疑問が頭をよぎったジャックだったがエドも同じだった。
「師匠曰く、狩魂が燃えてきたとか。まあ悪気があるわけではないんだが……」
「大分問題じゃないですか……」
コーヒーを口にし、エドは話を続ける。
「まあ、その借金を返すためにギルドの依頼を受けたらしい。報酬は高額だったから大半は返せるだろうな。」
「結構苦労してるんですね。」
「昔は街に襲来した古龍を撃退したらしいんだがなぁ……」
その後は少し、取り留めもない話が続いた。
その中でジャックが気になったのは、彼の前にエドが同行した、新人とは思えない見た目の新人「ボリー」つまりあの荒くれモヒカンの話であった。
現在ボリーは一足先にHR3に昇格していて、「轟竜の装備を作ってやる」と語っていたそうな。
早くアーマーの改修を出来るようにしなければと改めて思った。話が落ち着いて来たところで、エドが立ち上がった。
「あくまで俺がギルドナイトってのは誰にも口外するなよ。絶対にな。」
エドは最後に忠告した。
「まあ、通常12人までのギルドナイトを対龍歴院向けに増員して、枠が余ってるから雇われてるだけだから、しばらくしたら腕利きが入ってきて追い出されるだろうな。」
自嘲気味に話し、エドはベッドに向かった。
「そうそう、今度お前に合う銘柄のコーヒーでも探しておく。」
最後に言い残し、少ししてから彼の寝息が聞こえて来た。一方のジャックが寝付こうにもなぜか眠れず、目の下のクマをfriptipに散々に言われる羽目になったのはこの翌朝の話であった。
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38
名前:名無しさん
投稿日:2016-12-30 12:03
ID:ValQYQno
[編集]
その後、火山にてヤッサバから指示された素材を集めたジャックは、その辺に居たヤオザミを狩り、新たなボウガンとアーティアsを纏っていた。
『何でワタシを連れていかないのデスカ?
せっかくの狩りなのですからワタシの素敵なビートで道中盛り上げようとしたのに…』
「流石に散弾喰らって無事って訳にはいかないだろう?だから待っててくれ、いいな?」
『仕方ないデスネェ…』
やたら付いていきたがるfriptipを宥めつつ、俺はこれから行くクエストの依頼書を眺めていた。
ジンオウガ。
ある虫と共存し、雷光を纏う狩人。
あるボウガンを作るために俺はこのクエストを受けた。
ボリーもどうやら同じ目的らしく一緒に行く事となった。 -
39
名前:名無しさん
投稿日:2017-01-03 23:33
ID:B8nXzJ4E
[編集]
少々赤い甲殻がはみ出していた。
ハンターライフルをヤオザミ素材で即席の改造を施し、水冷弾の運用性を向上させている。
さすがヤッサバ、こういうことも出来るのか。
前にエドに言われるまで気が付かなかったが彼の技術は並大抵のものではない。ボリーはあのゴテゴテした魔改造の鎧をやめていた。
俺と同じくギルドで使えないと言われたがために変えたのは知っている。
少々太って見えるラングロトラの防具にゴーレムブレイドと呼ばれる荒々しい大剣を背負っていた。
「お前のアーティア、前に見たときはアーティアじゃなかったぞ?どういうことだ?!」
そんな疑問をボリーは抱えている。
ヤッサバに外装を打ち直してもらったことはもちろん知らない。
自分が古代人アレックスであることはfriptipしか知らない。
であるから「前のアーティア」の正体も、それに何が起こって普通のアーティアになったかも分かるまい。
内心ほくそ笑みながらジンオウガの君臨する渓流に向かった。王弩ライカン。
ハンターライフルをベースに、こいつを作ってもらうことに決めたのである。一方のボリーは王鎚カミナリ。
大剣とハンマーを扱う典型的な筋肉バカは、雷狼の力を手に入れ、かの絶対強者を狙う。 -
40
名前:名無しさん
投稿日:2017-01-23 00:11
ID:JQ85Ovmg
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場所は移り飛行船。
ヤッサバから教わった通りに改造部分を含めた整備、試射を終えたジャックはボリーと作戦会議を行うべく船室へと向かっていたが、
『全く。私を置いてイクなんて人でなし!童tァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!』
何故か密航していたfriptipを再び船から吊るしていたジャックは気を取り直し、船酔いボリーの元へと向かうのであった。 -
41
名前:名無しさん
投稿日:2017-02-03 20:58
ID:KAY3GX4w
[編集]
酸っぱい臭い漂うボリー曰く、ジンオウガは共生する雷光虫の電力を操るらしいので、そいつらを此方の懐に入れようという事らしい。
話している内に分かった事だがボリーは勝手に人を集めていたらしい。
ニャンターと狩人のペアでninjaらしい。
どっちがどっちだかわかりゃしねぇとはボリー談だがあの龍歴院にいたひまn…もとい巨漢程では無いだろう。
そう思うジャックは、そのninjaがいると言う船室へ向かい、絶句するのであった…「ドーモ、ジャック=サン。スレイヤーです。」
なぜならそのアイルーは成人サイズの筋骨隆々だったからだ。 -
42
名前:名無しさん
投稿日:2017-04-04 12:44
ID:6YD1z0rg
[編集]
Ninjaと共に作戦会議を再び行う目的で飛行船のダイニングにて話し合っていた所、Ninjaの以外な一面をジャック達は聞くことになった。
何故ここの地方ではスシがなく何でもかんでもチーズを付けるのか。
どこからか出した悪い金塊、と言うサケを煽りつつ筋骨隆々のネコ?は愚痴っていた。
遥か昔、しかしジャックとしてはついこの間のような事だがやけに鼻につくアルコール臭さを放つこの「サケ」はどうみても合成アルコール。
しかも人体に極めて有害な工業用のアルコールである。
問い詰めても仕方ないと思ったジャックはちびちびとブランデーを舐めつつ、狩場へと向かうのであった。
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